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専門診療・CT内視鏡

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ホーム >  専門診療・CT内視鏡 >  腹腔鏡手術 >  腹腔鏡補助下膀胱結石摘出術

腹腔鏡補助下膀胱結石摘出術


今まで開腹にて手術をおこなっていた膀胱結石の摘出も腹腔鏡を使用することで小さな傷でおこなうことができます。

腹腔鏡でおこなう上でのメリット

 ■ 傷が小さいため、動物の回復が早い
 ■ 痛みが少ない
 ■ カメラで拡大されてみえるので膀胱内や尿道内の結石のとり残しを防げる
 ■ 再発性の膀胱炎がある場合にいっしょに粘膜の生検をおこなうことができる



もっとも大きなメリットはカメラで見るので結石の取り残しが少ないということです。
開腹下では膀胱の中の小さな石は見落とされがちです。
次の動画は尿道の出口のほうへ落ちこんでいた結石が膀胱内に戻ってきたものです。
非常に小さい結石だと手術中に移動することがあります。
開腹手術による膀胱結石摘出では手術後に確認してみると44頭のうち9頭で取り残しがあったそうです。
これは約20%ぐらいで取り残しがあったということになります。
腹腔鏡を用いた手術では膀胱内を細部まで確認できるため取り残しを防ぐことができます。

また小さな傷での手術ができ、シュウ酸カルシウムなど再発率が高い結石の場合は繰り返し手術を行うことがあるため有益な方法と言えます。

手術方法

手術前の準備
 手術部位を消毒して毛刈りします。

皮膚切開と気腹
 へその下5㎜を皮膚切開してトロッカーを入れ、
 お腹の中に二酸化炭素のガスを入れて膨らませます。
③カメラで見ながら膀胱を体の外へ引っ張り出します。
④結石の大きさに応じて、膀胱を切開します。
10~15mmの小さな切開創からカメラを入れて鉗子や吸引する道具で結石を取り出します。

細かい結石は吸引して取り出します。

膀胱には多数の結石がみられる場合もあります。

⑤同時に膀胱を膨らめて尿道口や尿管の開口部、
膀胱の粘膜を観察をします。

性別が雌の場合は尿道が太いため、膀胱を切開せずに尿道から膀胱鏡を入れて結石を摘出できる場合があります。